メルセデス・ベンツ GLE400d 4MATIC クーペ

ムーンルーフシェードのたるみによる交換修理

◆ご依頼内容

お客様より「ムーンルーフの内側のシェード（サンシェード）が波打って見栄えが悪い」「開閉はできるが、生地がたるんでいる」とのご相談をいただきました。
お車は メルセデス・ベンツ GLE400d 4MATIC クーペ（C167型／2021年モデル）。

室内の質感にも関わる部位のため、現車を確認したうえで修理対応を行いました。

◆作業内容

① 状態確認

ムーンルーフシェードを手動・自動で開閉したところ、シェード生地が中間部で波打つようにたるみ、均一に張られていない状態を確認。
生地の固定クリップやガイドの不具合はなく、シェード内部のワイヤー構造の緩みと生地の伸びが原因と判断しました。

② 部品の取り外し

シェードはルーフライナーと連動して取り付けられているため、部分的に天井内装を脱着し、ムーンルーフユニットのアクセスを確保。ガイドレールや開閉機構を傷めないよう慎重にシェードを取り外しました。

③ 新品シェードへの交換

たるみが発生していたシェードを、純正の新品サンシェードに交換。ワイヤーと生地張力がしっかり確保された仕様となっており、張り具合やスライドのスムーズさを確認しました。

④ 組み付け・最終確認

ルーフライナーや内装トリムを復元後、ムーンルーフの自動開閉動作とシェードの動作確認を実施。動作音も静かで、見た目のたるみや引っ掛かりも解消され、見栄えと機能性の両方が改善されました。

◆担当者コメント

GLEクーペのような高級SUVでは、サンシェードのたるみも室内の高級感に大きく影響します。特に高温多湿の環境では、生地の伸びやワイヤーの緩みが起こりやすく、たるみの原因となります。

今回はムーンルーフ本体には問題がなかったため、シェード交換のみで対応できました。
サンシェードの見栄えや開閉不良に気づいた際は、早めの修理が快適なドライブ環境の維持につながります。

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