BMW 740i Mスポーツ|リアデフオイル滲みによるガスケット交換修理
ラグジュアリーセダンにスポーツ性能を融合させた「BMW 740i Mスポーツ」にて、車両下部からのオイル滲みが見られるとのことでご入庫いただきました。定期点検時に発見されたもので、駐車場にうっすらオイル痕が残ることもあるとのオーナー様からのご申告でした。
【点検内容】
リフトアップして下回りを確認したところ、リアデファレンシャル(後輪駆動軸)のケース接合部にオイル滲みを確認。経年劣化により、リアデフカバーとケースの間に装着されているガスケットの密閉性が低下しており、そこから微量のオイルがにじみ出ている状態でした。
走行にすぐ影響が出るような量ではなかったものの、放置すればオイル量の低下→ギア摩耗の原因にもなりうるため、リアデフガスケットの交換を実施することとなりました。
【修理内容】
・リアデフオイルの抜き取り
・デフケース後部カバーの取り外し
・取り付け面の洗浄・脱脂処理
・新品ガスケットまたは液体ガスケットにて密閉処理
・リアデフカバーの再装着(トルク管理)
・リアデフオイル充填(メーカー指定オイル使用)
・漏れチェックおよび試運転
作業後は滲みも解消し、デフからの異音や違和感もなく正常な状態を確認。オーナー様にも「安心して長距離ドライブができる」とご満足いただけました。
【担当メカニックより】
BMWのような高出力・高トルク車は、デフオイルの管理と密閉性の維持が非常に重要です。今回のように早期に対応することで、部品へのダメージを最小限に抑えることができます。定期点検での下回りチェックは、安全性とコスト管理の面でも非常に有効です。
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